読書メモ: うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真

うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真 (amazon)

所感

  • 写真の話としてより、アーティストとして自分を揺さぶられる内容が多かった
    • 本質は写真も音楽も一緒ですね

MEMO

  • ヘタだけど良いもの、を目指したほうが圧倒的によい
    • うまい写真 ≠ いい写真
  • 感動していないならシャッターを押す意味がない
    • 普段目にする景色がつまらなく見えるのは、自分がつまらないから
  • 写真以外から写真を学ぶ
    • 写真がうまくなる前に「いい写真とはなにか?」を考える
      • 写真を映画など(=写真以外)から学んだほうがよい
    • 露出、構図 -> 勉強すればわかるし、大変な勉強でもない -> うまくなった気になるだけ
  • 家族写真
    • 子どもの楽しさを邪魔しない
      • 写真をとるときは絶対に声をかけない
  • AIで生成できるものを作っている人は淘汰される
    • 逆にAIで作れないものを作れれば価値が上がる
    • AIにできることはAIに任せて別の道を進むこと
  • 同じ話を何度もする人は経験が乏しい
    • 打ち上げで写真以外の話をすること
    • 面白い話 = 相手が知らない話
    • つまらない話 = すでに知っている話
  • 趣味の話は道具の話になりがち
    • 道具を使って「どんな経験をしたか」を会話するように心がけましょう
    • 道具の話は補足程度
  • カメラをやるんじゃなくて写真をやる
    • カメラなんかなんでもよい
  • 言葉で伝える
    • 「写真を見た人が自由に感じてほしい」だと見る人は困る
    • 良い作品 = 感情が伝わる作品
      • 説明文がないと感情を伝えることができない
  • 言葉
    • 感情をわかりやすく説明
      • ポエムではなく、小学生でも理解できる言葉で
      • 写真に写っているものの説明ではない
    • OK: 家族で行った遊園地。小学生になった息子はお父さんの前をいくようになった
    • NG: 子どもとブランコ
  • 「自分の好き」を積み重ねる
    • 自分の好きがわからない人は、みんなが好きなもの(=バズる、バエる、エモい)をマネる
  • マグレを分析する
    • 300枚とればマグレあたりが1枚はある
    • その写真をよく見る
      • 太陽がどこにあったか思い出す
    • そうしたらもう一度、同じ条件で撮る。マグレだった写真をもう一度狙う